節句ニュース
研修会「知っておきたい相続と事業継承のキホン」 講師:細野達男氏
平成30年12月11日(火)弊会の12月理事会終了後、講師として有限会社マルタツ 代表取締役 細野達男氏をお迎えし、「知っておきたい相続と事業継承のキホン」と題し、日本人形協会 埼玉支部の皆様と共に研修会が開催されました。
講師の細野達男氏は、有限会社マルタツの代表取締役を務められ、NPO法人首都圏定期借地借家権推進機構認定定借プランナー(上級職)、NPO法人相続アドバイザー協議会認定会員で上級アドバイザーでもあられます。もともとはJAでの相続問題専門の部署に勤務されていたそうです。研修会では8パターンの家族構成の実例を基にご講演して頂きました。節税と分割は違いうということ。信託は銀行などでも出来るが自分や家族でも出来る。対策としてどの様にしておけば良いのか。色々なパターンがあることも教えていただきました。大切なことは、まず戸籍をよく調べておくこと。ハンコ代は支払える金額以内にしておくこと。遺言書を作成しておくこと。子どもがいなければ遺言書を作成し、相続人を決めておくこと。相続人を決めておくことで相続をスムーズに進めることが出来る。相続放棄が出来るのは、亡くなってから3か月ではなく、亡くなったことを知ってから3か月以内までなら相続放棄出来る。借金も財産であること。遺言書は法務局に預けることも出来る。などなど私たちが今後必ず経験するであろう相続のことを楽しく分かりやすくご説明いただき大変勉強になった研修会でした。
(文責)節句文化研修委員会 岸本和豊
平成30年12月理事会
平成30年12月11日(火)埼玉県さいたま市大宮にある「TKP 大宮駅西口カンファレンスセンター」にて12月理事会が開催されました。
今回も盛り沢山の議案が協議・審議され、新たな組織計画などについて活発な意見交換がなされました。また、他団体との協力や交渉などでオリンピック・パラリンピックなどへの参画、ユネスコ無形文化財登録に向けての活動が少しづつ進んでいるのを実感しました。
(文責)広報委員会 小田洋史
「節句予祝の会(せっくよしゅくのかい)」発足!
「未来への懸け橋」構築事業の中部地区開催が引き金となり、中部地区の若者が中心の新しい組織「節句予祝の会(せっくよしゅくのかい)」が11月13日(火)に発足されました。総勢20名のメンバーが集まり、終始和やかな雰囲気の中、自由闊達な意見が飛び交う大変有意義な会となりました。
(情報提供)総務委員会 岡崎 拓
平成30年10月理事会
平成30年10月15日(月)岡山県の徳永こいのぼり様にて10月理事会が開催されました。オブザーバーとして㈱徳永こいのぼり 徳永夕子社長、永宗 洋専務、㈱フジックス 藤井久行会長をお迎えしました。
協議・審議事項として(1)新入会員承認について、(2)内部研修事業開催(案)について、(3)本会広報用パンフレット作成(案)について、(4)ユネスコ登録に向けたパンフレット作成(案)について、(5)プロジェクトチーム発足(案)について、(6)日本人形協会会員からの議員連盟への議員推薦について、(7)「未来への懸け橋」構築事業 第2章計画(案)について、(8)やまがた広域観光協議会「雛のみち」への後援・支援について等が協議・審議され活発な意見交換がなされました。その中の(5)プロジェクトチーム発足(案)についてでは、2020年開催のオリンピック・パラリンピックと同年開催予定の日本博に向けてのプロジェクトチームリーダーとして、倉片順司副会長(担当:東京五輪文化発信プロジェクト(仮称))、金林健史副会長(担当:議員連盟・文化庁連携プロジェクト(仮称))が選任され、対外的にも積極的に取り組んで参ります。
連絡報告事項として、(1)和食文化国民会議 諸事業について、(2)文化庁からのご案内(伝統文化親子教室事業)、(3)今秋発行の内部広報誌作成について経過報告、(4)「未来への懸け橋」構築事業 京都地区編 実施報告等が報告されました。尚、弊会初となる第一号内部広報誌については、11月中旬頃に会員の皆様にお届け予定となっております。
理事会終了後、西洋の古城庭園を思わせる「レ・マーニ」にて懇親会が催され、綺麗な星空の下、オブザーバーの皆様との懇親を深めさせて頂きました。
(文責)広報委員会 小田洋史
若きチカラ結集!「未来への懸け橋」構築事業 京都地区編 開催
本事業7カ所目の訪問地となりました京都市にて、未来への懸け橋構築事業若手座談会が開催されました。歴史と文化が薫る町、そして京都は、節句人形の業界にとっては、しっかりとした技術を伝承しているモノづくりの町でもあります。この度の参加者は、人形師や甲冑師の方など造り手の方が多く、座談会では俯瞰的で幅広い視野から意見が交換され、文化継承と産業振興に向けた多くのアイデアが出されました。京都では既に若手グループが永年取り組んでいる事業もあり、全国の模範となる参考事例もご紹介頂きました。
わたくし自身、とても楽しみに伺った京都、参加者の皆様に温かく迎えて頂き本当に感謝しております。また、この度の座談会開催に際しご協力頂きました日本人形協会京都支部の本多支部長に感謝申し上げます。
(文責)専務理事 柴崎 稔
平成30年9月9日 重陽の節句
9月になりました。今年の五節句を締めくくる『重陽の節句』の時期です。『菊の節句』とも呼ばれています。この『重陽の節句』は、地域によっては旧暦での行事もあるので、其々ご確認下さい。今年2018年の旧暦は、10月17日(水)にあたります。
『重陽の節句』では、平安時代より不老長寿を願い、菊にまつわる行事が各地で行われていました。この日は、秋の収穫祭でもあり人々はお神酒に菊の花を添え、稲、栗などをお供えして、神に感謝をし無病息災を祈りました。同じく宮中では、前日の8日夜、菊に綿を被せて、9日の朝露で湿った綿で体を拭いて長寿を祈った「菊の被綿(きくのきせわた)」という行事もありました。また、その日に向けて人形を作って床の間に飾り、供え物をしてから桟俵にのせ川に流す風習(ひな流し)があり、3月3日の流し雛と同類の行事であることから「後の雛(のちのひな)」と言われ、人形を飾る風習が各地に伝わったそうです。
(文責)広報委員会 小田洋史