節句ニュース
令和4年度 定時総会 開催報告
一般社団法人日本の節句文化を継承する会
令和4年度 定時総会 6月28日 開催報告
【総会の出席者(定足数)について】
正会員数98名、
出席59名(内委任状による出席57名)
過半数の出席により本総会は成立
【議事報告について】
定款第16条により、徳永深二代表理事が議長に就任
正会員からの新議題提出が無く、第3号議案は削除
(第1号議案)令和3年度 事業報告・決算報告 承認の件
出席正会員 賛成2名 反対0名
委任状による議決権行使 賛成57名 反対0名 異議なく可決承認
(第2号議案)令和4年度事業計画(案) 収支予算(案)承認の件
出席正会員 賛成2名 反対0名
委任状による議決権行使 賛成57名 反対0名 異議なく可決承認
以上
(報告 専務理事 柴崎 稔)
令和4年定時総会資料配信のご案内
令和4年度 一般社団法人日本の節句文化を継承する会 定時総会資料一覧(要パスワード)
ダウンロードはこちらからどうぞ
https://drive.google.com/file/d/171rxJRcWXJluDTdnhp76rFw89ei_lqSU/view?usp=sharing
資料開封時のパスワードは、正会員へ郵送済みの総会案内をご確認願います。
専務理事 柴崎 稔
令和4年 5月5日『端午の節句』(菖蒲の節句)
明日は、5月5日『端午の節句』となります。
今年も『端午の節句』についてご案内させて頂きます。
古来より端午の節句は、厄除けの大事な日でした。鎌倉時代から武家政治へと移り変わり、武士の間では、尚武(しょうぶ=武の精神)の気風が強く、「菖蒲」と「尚武」をかけて、端午の節句を尚武の節目として盛んに祝うようになりました。江戸時代に入ると、5月5日に男の子の誕生を祝い、武士の精神的な象徴である鎧・兜や幟旗(のぼりばた)などを飾って、その子の健やかな成長と家の繁栄を祈りました。やがて民間にも広がり、大きな作り物の兜や武者人形、紙の幟旗など飾るようになりました。
また、外に飾る飾りとして鯉のぼりがあります。その昔、鯉が登龍門という滝を登りきると龍になって天に昇るという伝説があり、男の子が健康に育ち、出世して立派な人になってほしいという願いを込めて飾られました。
男の子が健やかに、たくましく育ちますように、病気や事故なく幸せな人生を過ごせるようにとの願いが込められた飾りは、周りの人たちの温かな想いが形となったものであり、子供の誕生を心から喜び、祝う日本の伝統行事の一つとなって現在も伝わっています。
今年の連休もイベント等が元通りの状況ではありませんが、皆様に置かれましては、お体にはご自愛頂きたいと願っております。
日本の節句文化を継承する会 広報委員会
令和4年 3月3日 『上巳の節句』(桃の節句)
3月に入りましたね~(^O^)
あと3日後には3月3日『上巳の節句』(桃の節句)となります。
『上巳の節句』は、日本の古い習わし「人形信仰」〔三月の始めの巳の日に人形(ひとがた)、あるいは形代(かたしろ)と呼ぶ草木・紙・ワラなどで作った人形で体を撫でて身のけがれや災いを移し、川や海に流した習わし〕と中国の『上巳の節句』とが結びついたものです。
中国ではこの日、桃花酒を飲む習慣がありました。これは桃に邪気を祓う力があると信じられていたことから桃の節句とも呼ばれるようになりました。
江戸時代から現在まで日本では雛人形を飾る「ひな祭り」という日本固有の人形文化があります。雛人形は、「人形信仰」の行事と、平安時代の宮中の幼い姫たちの人形遊び(ひいな遊び)とが、長い間に結びついたのが起源と伝えられています。雛人形には、女児の健やかな成長を願い、その子の身代わりをとなって厄災を引き受ける厄払いの意味もあるのです。
この時節柄、ご家族で集まってのお祝いもご心配の事と思います。
密集を避けつつの「ひな祭り」、「オンラインひな祭り」など感染を防ぎながら、お祝いというのも良いかもしれませんね。
広報委員会 小田洋史
平成4年 人日の節句(一月七日)
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
本日から仕事初めの皆様も多いかと思います。
肌寒い季節ではありますが、少しでも栄養価のある食材を食べて健康を維持して頂く為、素晴らしき日本の伝統文化・食材の一つをご紹介させて頂きます。
もうすぐ一月七日の『人日の節句』となります。
『人日の節句』は、正月の終わりが六日で新年の始めが七日ということから、この日は一年の始めの節日(季節の変わり目の日)とされていました。
昔、中国ではこの日に七種菜の汁を食して無病息災を祈願しました。これが日本古来の「正月七日のお祝い・七草粥」に通じ、『人日の節句』として定着しました。
七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七つの野草となります。
七草粥を食べる理由はたくさんありますが、自然界から新たな生命力をもらい、無病息災健康来福を願い、邪気を払うと言われています。冬に不足しがちな野菜をお粥に入れ食べていたともされ、江戸時代から大切な行事でした。最近では、お正月に食べすぎて疲れた胃腸をいたわり、ビタミンを補う効果もあるとも言われています。
(文責)広報委員会 小田洋史

平成4年 新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
謹んで、新年のご挨拶を申し上げ、本年も皆さま方のご多幸をお祈り申し上げます。
当会は、「普遍的価値ある、日本の五節句文化を未来に繫ぐ」との目的に向かい、文化を継承するために、必要なことを一つずつ着実に進めてまいります。
日本博を機に作成した、子ども向け五節句アニメの活用も、幼稚園や保育園、各地の人形店でのアニメ視聴案内チラシの配布などで視聴が始まりました。アニメを視聴された子どもたちは、五節句文化を楽しみながら理解し、今後の文化の担い手となってくれるものと思います。
文化の継承が希薄になった現在、一般的にイメージしにくい七草の節句、重陽の節句など、公共の場で飾る各五節句飾りを制作中です。子どもたちや、一般の人たちにも解りやすく、親しみやすい五節句飾りとなるよう進めております。
また、当会は、同じ志をお持ちの団体さまや、個人さまとも連携し、五節句文化を継承するための課題や方策を共有し、この活動が広く国民的な活動となり多くの人たちに認知して頂くことが大切と考えております。皆さまのご参加をお願いいたします。
当会は、たゆまぬ努力で五節句文化の継承に努めて参ります。
今後とも、皆さまのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
令和4年元旦
会長 徳永深二
