令和5年1月7日『人日の節句』(七草の節句)

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い致します。

 令和五年一月になりました。今週の一月七日は「七草の節句」とも呼ばれている『人日の節句』となります。今年は、当会の『五節句飾り製作プロジェクト』で製作した「人日の節句飾り」を掲載させて頂いております。

 日本には古来、季節の変わり目などの大切な日に厄除けと無病息災を願う節句行事があります。一月七日の人日の節句には、古代中国において七種の野草を入れた羹(あつもの)(汁物)をつくり邪気を祓う風習がありました。日本でも平安時代より、新年には野に出て若菜を摘んで羹とする風習があり、これらが習合して江戸時代より広く七草粥を食し、一年の健康を願うようになりました。 正月には、凧揚げや独楽回し、羽根突きなど屋外で楽しむ伝統的な遊びが多くあります。それらは新春に災厄を祓い、その年の幸せを神に祈ったり、吉凶を占ったりした名残りと考えられており、そこから凧や羽子板は新年を寿ぐ縁起物としても飾られるようになりました。 節句飾りは、日本の誇るべき様々な伝統工芸の粋を集めたものであり、長い歴史のなかで育まれてきた高度な技術とともに、独自の美意識を伝えています。

広報委員会 小田洋史


2023-01-03 | Posted in ニュース, 節句ニュース

一般社団法人 日本の節句文化を継承する会