一月七日『人日の節句』(七草の節句)

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

 昨年より新型コロナウィルス感染症が蔓延し、現在もご不安のことと思います。そんな中ではありますが、少しでも栄養価のある食材を食べて健康を維持して頂く為、素晴らしき日本の伝統文化・食材の一つをご紹介させて頂きます。

もうすぐ一月七日の『人日の節句』となります。『人日の節句』は、正月の終わりが六日で新年の始めが七日ということから、この日は一年の始めの節日(季節の変わり目の日)とされていました。

昔、中国ではこの日に七種菜の汁を食して無病息災を祈願しました。これが日本古来の「正月七日のお祝い・七草粥」に通じ、『人日の節句』として定着しました。

七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七つの野草となります。七草粥を食べる理由はたくさんありますが、自然界から新たな生命力をもらい、無病息災健康来福を願い、邪気を払うと言われています。冬に不足しがちな野菜をお粥に入れ食べていたともされ、江戸時代から大切な行事でした。最近では、お正月に食べすぎて疲れた胃腸をいたわり、ビタミンを補う効果もあるとも言われています。

 (文責)広報委員会 小田洋史

2021-01-04 | Posted in ニュース, 節句ニュース

一般社団法人 日本の節句文化を継承する会