節句ニュース
研修会「和食:ユネスコ無形文化遺産登録の前後」 講師:大久保洋子氏
令和元年12月5日(木)当会の12月理事会終了後、講師として一般社団法人 和食文化国民会議の理事 調査・研究部会長を務めておられる大久保洋子氏をお迎えし、「和食:ユネスコ無形文化遺産登録の前後」と題し、日本人形協会 埼玉支部の皆様と共に研修会を開催されました。
大久保氏が所属されている『一般社団法人 和食文化国民会議』(略称:和食会議)は、「和食;日本人の伝統的な食文化-正月を例として-」のユネスコ無形文化遺産登録申請を契機に、和食文化を次世代へ継承するため、平成27年2月4日に設立されその価値を国民全体で共有する活動を展開している団体です。
近年、和食会議では「五節供」(※和食会議では「供」を使用)の取り組みを推進されており、「和食文化の保護継承」にも繋がり、和食の持つ4つの特徴の一つ「年中行事やしきたりとの密接なかかわり」の具現化を目的として活動されています。当会も節句文化を継承する団体として、団体正会員として所属しています。
講演では、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された経緯や登録に関する条約や定義、文書概要など詳しくご講演頂き、当会もユネスコ登録に向けて、知識を深める良い機会となりました。
講演終了後、大久保氏と日本人形協会 埼玉支部の皆様と共に懇親を深める会が催され、当会もユネスコ登録に向けて弾みとなる会となりました。
(文責)広報委員会 小田洋史




令和元年12月理事会・第4回”節句JAPAN”実行委員会
令和元年12月5日(木)埼玉県大宮市の大宮ソニックシティ会議室にて、理事会と第4回”節句JAPAN”実行委員会が開催されました。
協議・審議は、弊会組織図において最終確認と”節句JAPAN”実行委員会メンバー(埼玉中心)選出の確認がありました。また、連絡報告として、年会費納入報告、今期パンフレット完成の報告、内部広報誌(第3号)配布完了の報告がありました。
第4回”節句JAPAN”実行委員会では、①日本博プロジェクト”節句JAPAN”全体予算(案)について、②日本博プロジェクト”節句JAPAN”五節句イベント事業計画(案)について、③日本博プロジェクト”節句JAPAN”アニメーション動画製作事業計画(案)について、④日本博プロジェクト”節句JAPAN”広報計画(案)について、⑤日本博プロジェクト”節句JAPAN”外部協力団体・実施協力依頼及び協賛依頼について協議・審議がなされました。
来年の5月から始まる”節句JAPAN”において、限られた時間で決定しなければならない事が山積しており、その他の問題も解決していかなくてはなりません。
皆様の本業が忙しい時期に突入しますが、何卒ご協力の程、よろしくお願い致します。
(文責)広報委員会 小田洋史


第五回 節句予祝の会 開催!
令和元年11月5日(火)、名古屋で11月節句予祝の会が開催されました。
今回は主にSNSでの一斉発信方法やひな素麺のパッケージ、レシピに至るまで、会のメンバーのこれからの具体的な行動に落とし込んでいくことができ、実りのある会となりました。会の終了後には恒例の懇親会!商戦に向け、会のメンバーが中心となって業界全体を盛り上げていく気運を高め合うことができました。
(文責)総務委員会 岡崎 拓



若きチカラ結集!「未来への懸け橋」構築事業 九州地区編 開催
令和元年10月22日(火)、全国8カ所目となる節句文化の継承と産業振興を目指す「未来への懸け橋」構築事業 若手座談会が、九州福岡にて開催されました。
若者の伝統文化離れは嘘?
見栄!が重要なキーワードになる?
節句の美意識が子どもの豊かな心を育む?
新たな仮説による白熱した議論が繰り広げられ、進行役の私自身も大変勉強になりました。座談会後の懇親会も盛り上がり、九州男児の逞しく勇ましい人柄に触れ、今後の展開に大いに期待が持てると確信致しました!九州地区の皆様、大変お世話になりました。
(文責)専務理事 柴崎 稔





第2回日本博プロジェクト(仮称)実行委員会 改め、 第2回『節句JAPAN実行委員会』開催!
令和元年8月28日(水)、東京上野の東天紅会議室にて、8月理事会・第2回日本博プロジェクト(仮称)実行委員会が開催されました。
理事会では、
①各委員会の年間事業計画(案)
②令和元年度の委員会組織修正(案)
③新入会員申込承認
④内部広報誌事業計画(案)
と協議・審議され、新組織の基、運営していくこととなりました。
その中で、直前の日本博プロジェクトに比重が多くなる年にはなりますが、ユネスコ登録運営においても同じ重要案件として、計画・実施していく方針が、徳永深ニ会長よりありました。
理事会終了後、同会場にて第2回となる日本博プロジェクト(仮称)実行委員会が開催されました。
今回の実行委員会にてプロジェクト名が『節句JAPAN』と決定致しました。
今後、『節句JAPAN実行委員会』となります。
続いて、今回の委員会で「全体事業計画」「五節句動画の製作」「ホームページリニューアル」「広報物」「販促物の企画、外部協力団体や企業などの依頼」等々の内容を精査し、迅速に決定していくとこととなりました。倉片順司実行委員長からも実働部隊となる人選を検討されているようなので、次回委員会では、かなりの案件が決定・実行されていると思います。
次回の節句JAPAN実行委員会は、10月予定となります。
(文責:広報委員会 小田洋史)




令和元年9月9日 重陽の節句
9月になりました。令和元年初めの『重陽の節句』となります。
『菊の節句』とも呼ばれています。
『重陽の節句』では、平安時代より不老長寿を願い、菊にまつわる行事が各地で行われていました。この日は、秋の収穫祭でもあり人々はお神酒に菊の花を添え、稲、栗などをお供えして、神に感謝をし無病息災を祈りました。同じく宮中では、前日の8日夜、菊に綿を被せて、9日の朝露で湿った綿で体を拭いて長寿を祈った「菊の被綿(きくのきせわた)」という行事もありました。
一説によると古代中国では、菊の花を浮かせた酒を飲むと菊の芳香と花の気品の高さによって邪気を祓い、寿命が延びると考えられてきました。この風習が日本に入り旧暦9月9日に初寒を退け、長寿平安を願うという「重陽の宴」が生まれ、宮中や武家社会で盛んに行われていたと言われています。また、その日に向けて人形を作って床の間に飾り、供え物をしてから桟俵にのせ川に流す風習(ひな流し)がありました。3月3日の流し雛と同類の行事であることから「後の雛(のちのひな)」と言われ、人形を飾る風習が各地に伝わったそうです。
また、『重陽の節句』は、地域によって旧暦での行事もあるので、ご確認下さい。
今年の旧暦は、令和元年10月7日(月)にあたります。
(文責:広報委員会 小田洋史)
