平成4年 新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
謹んで、新年のご挨拶を申し上げ、本年も皆さま方のご多幸をお祈り申し上げます。
当会は、「普遍的価値ある、日本の五節句文化を未来に繫ぐ」との目的に向かい、文化を継承するために、必要なことを一つずつ着実に進めてまいります。
日本博を機に作成した、子ども向け五節句アニメの活用も、幼稚園や保育園、各地の人形店でのアニメ視聴案内チラシの配布などで視聴が始まりました。アニメを視聴された子どもたちは、五節句文化を楽しみながら理解し、今後の文化の担い手となってくれるものと思います。
文化の継承が希薄になった現在、一般的にイメージしにくい七草の節句、重陽の節句など、公共の場で飾る各五節句飾りを制作中です。子どもたちや、一般の人たちにも解りやすく、親しみやすい五節句飾りとなるよう進めております。
また、当会は、同じ志をお持ちの団体さまや、個人さまとも連携し、五節句文化を継承するための課題や方策を共有し、この活動が広く国民的な活動となり多くの人たちに認知して頂くことが大切と考えております。皆さまのご参加をお願いいたします。
当会は、たゆまぬ努力で五節句文化の継承に努めて参ります。
今後とも、皆さまのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
令和4年元旦
会長 徳永深二