平成30年 新年のご挨拶

新年を迎え年頭のご挨拶を申し上げます。

明けましておめでとうございます。
皆さまには、穏やかな正月をお過ごしの事とお慶び申し上げます。

いにしえより、季節に寄り添いながら生きてきた日本人は、四季の花や植物に触れ合い、中国から伝わった五節句文化を独自に進化させ今に伝えてきました。
文化が多様化し、伝統文化が薄れてきている現在ですが、四季それぞれに豊かな自然に恵まれ、移り変わる季節の節目節目に行われる行事の中で、先ず最初の正月は雑煮、初詣、御節料理を囲み家族や親戚や友人との団欒を楽しみ味わう大切な行事です。
年の初め、正月ならではの日本的な雰囲気をお楽しみください。

一月七日は「七草の節句」 春の三月三日は「桃の節句」 菖蒲の季節五月五日は「端午の節句」 七月七日は笹竹の節句とも言われる「七夕の節句」 九月九日は菊を愛でる「重陽の節句」 それらの行事は今も延々と継承され、家族や親族、近隣の人たちと交わりながら、絆や礼儀、礼節、尊敬の精神を五節句行事から学び誇れる日本人として、五節句文化は良き日本人としての育成に一翼を担ってきました。しかし昨今、日本独自の文化も外来の文化と混在する環境の中で、少しずつ継承が危惧されています。

一般社団法人日本の節句文化を継承する会は、先人たちが培ってきた五節句文化を未来永劫に継承し、誇れる日本人育成に邁進していきます。
当会は昨年、継承活動を効率的に進めるため、五つの委員会を設定し、各委員会は目標を立て文化継承のための方策を模索、健闘中です。
皆様方には、文化の継承に今なにが必要なのかなど、ご意見を頂ければ幸いです。
多くの皆様と共に考え、良き日本の伝統を残す決意です。皆様のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

まもなく、七草の節句です。
七草粥は芽吹いた若菜の気を頂き万病を払い、体調を整えるといわれます。
寒い日は続きますが、本年も皆さまのご活躍と、ご多幸をお祈り申し上げます。

                          平成30年1月元旦

                一般社団法人 日本の節句文化を継承する会
                           会 長  徳永深二

2018-01-01 | Posted in ニュース, 節句ニュース

一般社団法人 日本の節句文化を継承する会